クロス選びのポイント(上級編)
ハルクロスの「はる」です!
あこがれのマイホームを建てた方も、十数年くらしてきた我が家を心機一転リフォームした方も、みなさま悩まれるのが「どんな壁紙にしようかな?」という問題。
そんなみなさまに、私がこの業界に入っていくつもの現場を経験した中で感じる「クロス選びを失敗しないポイント」を全3回にわたってご紹介しています。
3回目となる今回は上級編として、おすすめのちょっとしたチャレンジを3つご紹介します!
1. フロア、部屋ごとに色味をわける
初級編で色味より質感をそろえることが大事だとまとめました。
質感をそろえた上で色味を変えていくと日常生活を視覚的に楽しむことができます。
お家全体でみた時に、例えばリビングも寝室もトイレも全て白無地で統一している一方で、少しずつ質感を変えてリビングは織目調、寝室は石目調、トイレはタイル調、といった具合で変化をつけているとします。
この場合は日常生活の中でそれぞれの部屋の違いを感じにくくなり、せっかくこだわって取り入れたデザインが生かしきれないということになりかねません。
それよりは各部屋同じ石目調で統一しておいて少しずつ色味で変化をつける方が生活導線上で視界に入る光景に変化が生まれるためデザイン性を楽しめるのではないかと感じます。
質感以外にも同じ柄の色違いを施工するのもおすすめです。
例えば1階のトイレにグレーのストライプ柄を施工し、2階のトイレには同じストライプ柄の色違いでブルーの壁紙を施工したケースもあります。
2. クローゼット、トイレは大胆に
クローゼットやトイレなどの狭い空間はクロス選びを思う存分楽しめるとっておきのポイントです!
理由は2つ、使用機会が他の部屋より少ないので視界の邪魔をしないことと、狭い空間だからこそ壁紙に視界が行きやすく壁紙への没入感が高いことです。
見本帳をみていると、一度は試してみたい華やかな色柄の壁紙を見つけることと思います。
そんな壁紙をぜひ取り入れてみていただきたいのがクローゼットやトイレです。
天井と壁の全面に施工しても良いですし、その空間に入った正面にアクセントクロスとして取り入れても良いと思います。
ふとした時にその壁をみて気分が上がると楽しい一日を過ごせるのではないでしょうか?
3. 狭いところは大柄避けるべし
先ほどのクローゼット、トイレの壁紙に通じるところがあるのですが、華やかな壁紙でも施工映えしないケースがあります。
それは見えにくい面への大柄の壁紙施工です。
具体的には花や葉などの植物や動物をモチーフにした柄のうち、ひとつひとつのモチーフが大きい柄。特に、モチーフが10cmを超えてくるような柄は、特定の面で柄の表情が見えず、壁紙の良さを活かしきれないというケースがあります。
例えばクローゼットの中で明らかに衣装やケースでその大半が隠れてしまうような面や、キッチンの背面で食器や調理器具を壁付けすることで隠れる箇所が多い面などにこのような大柄の壁紙を施工しても、柄が一部分しか見えなかったり、柄自体が見えにくくなります。
せっかくの大胆な柄が見えなくて何が何だかわからないというのはとてももったいないので、ひとつ頭の隅に覚えておいていただけますと幸いです。
ハルクロスは福山市を拠点に西は尾道市、東は倉敷市まで展開する壁紙クロス施工職人です。
歴30年の親方(義父)と共に大手ハウスメーカーの賃貸物件を貼り替えたり、地域工務店の専属職人として木造住宅の増改築を手がけております。
貼り替えに特化して、施工実績は年間80〜90件。壁紙のお困りごとがあればぜひお気軽にご質問ください。まずはオンラインで無料お見積りからどうぞ!