クロス選びのポイント(中級編)

ハルクロスの「はる」です!

あこがれのマイホームを建てた方も、十数年くらしてきた我が家を心機一転リフォームした方も、みなさま悩まれるのが「どんな壁紙にしようかな?」という問題。

そんなみなさまに、私がこの業界に入っていくつもの現場を経験した中で感じる「クロス選びを失敗しないポイント」を全3回にわたってご紹介しています。

今回は中級編として具体的な実例を3つご紹介します!

1. 木目の天井は圧迫感に注意!

リビングやキッチンの下り天井に木目調クロスを施工するのが直近のトレンドとなっています。

オーソドックスな白無地一色のお部屋に比べてメリハリが生まれてワンランク上のおしゃれさが表現できるおすすめの施工方法です。

ただ一方で建物の構造や木目調クロスの色合いによって圧迫感をかんじてしまうというデメリットがありますのでご注意ください。

色がもたらす視覚効果によるもので、濃い色は近く、薄い色は遠くにあるように見えるという錯覚によって天井が低く見えてしまい、圧迫感につながるという仕組みです。

この問題への対策方法は2つあります。

1つ目は天井高の高い部屋に施工すること。

一般的なお部屋の床から天井までの高さは2.4mとなっています。高さ2.5m以上のお部屋であれば天井に木目調クロスを施工しても違和感をかんじることはないでしょう。

2つ目は天井と壁の色のトーンを近づけることです。

天井だけ色が濃いために近く(低く)みえるのであれば、天井の木目調クロス自体の色を明るい色にしたり、逆に壁を真っ白ではなくグレーやベージュなどの色が入った壁紙にしておくのが有効です。

明るい木目調クロスはお部屋もぱっと明るくなりますし、壁を白以外のカラーで仕上げるお部屋もモダンでかっこいいと思います。

2. 縦ストライプ柄で天井を高く

先ほど天井の低さについて言及しましたが、今度は天井を高くみせる方法についてご紹介します。

縦ストライプ柄の壁紙を施工することで空間の低さを解消できます。

縦ストライプは上下に長く、横ストライプは左右に長くかんじさせる効果があります。

これはさまざまなところに応用されている効果で、例えば室内ドアは入り口を広くみせるために縦に木目が入っているものが多かったり、キッチン収納扉は横柄で奥行きをかんじさせる工夫があったりします。

トイレ、脱衣所、クローゼットなどの比較的狭い空間との相性が良いです。

幅の太いストライプ柄が今のトレンドとなっています。

3. 無彩色壁紙で家具家電の色彩を引き立たせる

華やかな壁紙が多数ある中で意識したいのは、家具家電との協調性です。

せっかくおしゃれな壁紙を選んだのに家具家電をおいてみたら何か違った、となるのは避けたいですよね。

これも色の話になってくるのですが、日常生活の中で目にする色のうち、壁紙が占める割合は7割。残りの3割はカーテンや家具家電となります。

この3割を考慮した配色にすることが重要で、特に彩りの目立つ部屋に関しては、逆に落ち着いた配色の壁紙にしておくと調和しやすくなります。

具体的には2つのポイントがあります。

1つ目はテレビを置く面です。

最近では壁掛けテレビの周囲にエコカラットを施工する現場をよく目にしますが、壁紙を施工する場合は暗いグレー系の壁紙をおすすめします。

テレビ画面は基本的にカラフルなので、画面への没入感を求めたい場合はそういった選択もありです。逆にそれ以外の色だとテレビがみづらくなるというわけでは決してありませんので、あくまで一事例として参照いただけますと幸いです。

2つ目は子供部屋です。

こちらもテレビと同じ原理で、子供部屋に置くアイテムは基本的に他の部屋のものよりもカラフルになりがちです。机や椅子などの家具だけでなくおもちゃや床のクッション材などいろんな色味が入ってきます。

子供部屋のアクセントクロスとしてパステルカラーの壁紙を取り入れるお家も多々ありますが、あえてアクセントクロスを使わず全体を淡いグレージュなどのカラーにしてあげるとおもちゃがあっても写真映えするお部屋になります。

ハルクロスは福山市を拠点に西は尾道市、東は倉敷市まで展開する壁紙クロス施工職人です。

歴30年の親方(義父)と共に大手ハウスメーカーの賃貸物件を貼り替えたり、地域工務店の専属職人として木造住宅の増改築を手がけております。

貼り替えに特化して、施工実績は年間80〜90件。壁紙のお困りごとがあればぜひお気軽にご質問ください。まずはオンラインで無料お見積りからどうぞ!