パテベラと打ち方の話
ハルクロスの「はる」です!
今回はクロスを張る前に行うもっとも重要な工程であるパテ打ちについて、現在進行形で考えていることをつらつらと書き並べていきたいと思います。
パテベラについて
パテ打ちをする際にパテベラを使うのですが、パテベラにもいろいろな種類・サイズがあります。
たいていは刃のサイズが3寸(約9cm)〜8寸(約24cm)で同じ商品を取り揃えている職人さんが多く、私も当初はそうでした。
半年ほど前からパテベラのサイズに合わせて刃の形状や厚みを変えるようにしました。
打ち方が変わればそれに合う刃があると思ったからです。
パテ打ちは刃を少しずつ大きくしながら3回にわけて打っていくことで平滑な下地を作ることができます。
はじめに打つ下パテは小回りの効く4寸で、スライド打ちをするのでパテの盛りやすさを重視して適度にしなるけど刃先は硬いパテベラを。
次に打つ中パテは一番扱いやすい5寸で、置いて伸ばす打ち方に合うのはブレードの柔らかいパテベラを。
さいごに打つ上パテは不陸調整しやすい7寸で、しっかり盛ってシゴくには、柔らかいけどミミはしっかり切れるパテベラを。
ビスパテは細かいところも届く3寸で、シゴキやすさ重視で硬めのパテベラを。
数ヶ月試してみたところ、今の4寸パテベラはスライド打ちに向いてないかも、、
刃先にパテを載せると垂れるので刃の根元で目地埋めしていくのが感覚的に難しい。他はしっかり馴染んでるかんじです。
打ち方について
パテの打ち方も試行錯誤中、、
3回打ちをそのまま連続するとどうしても目地付近が盛りすぎになってしまうため、途中サンドペーパーでパテを削っていく必要があります。
仕上げにもペーパーをあてるので、2回もペーパーをあてるのは現場も汚れますし糊の接着も悪くなります。
2回打ちにすると上パテに時間がかかりすぎる一方で目地の痩せが心許ないというジレンマが、、
直近で施工予定の新築現場では新しいパテを試してみようと思っています。
引き続き最適な施工方法を探し求めていきます!
ハルクロスは福山市を拠点に西は三原市、東は倉敷市まで展開する壁紙クロス施工職人です。
歴30年の親方(義父)と共に大手ハウスメーカーの賃貸物件を張り替えたり、地域工務店の専属職人として木造住宅の増改築を手がけております。
張り替えに特化して、施工実績は年間80〜90件。現地調査・お見積りは無料です。
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