リフォームの壁紙選びでやってはいけないこと
ハルクロスの「はる」です!
これまでクロス選びのおすすめポイントについて何度か取り上げてきましたが、今回は逆に職人としての経験上これだけは避けた方が良いというものをまとめてご紹介していきます。あくまで仕上がりに対する主観的な意見となりますのでご参考までに!
リフォームでもっとも多い築30〜40年のお家のクロス選びを想定しています。
白すぎる壁紙に注意!
まず初めに気をつけたいのはベースとなる白無地壁紙の選び方です。
見本帳を見てみると白無地クロスだけでもさまざまな種類があります。特に色ムラのない真っ白な壁紙は清潔感があって一層キレイに見えるため、候補としてご検討されるお客さまも少なくありません。
実際にこういった壁紙は壁全体に施工するとお部屋の雰囲気がかなり明るくなります。新築やフルリノベーションしたお家であれば何の問題もなくキレイに仕上がるのですが、築年数の経ったお家でドアや窓の枠周り、床や壁の一部を残して部分的にクロスを張り替える場合は注意が必要です。
張り替えた面が白すぎるあまりに他の建材の風合いとのバランスが取れず、チグハグな印象になってしまうからです。
こういう時はある程度黄色みががった白(アイボリー系)をお選びいただくか、表面が複数の色で構成された白無地クロスをお選びいただくと、お部屋の雰囲気を崩さずにキレイな壁に仕上げることができます。
色と凹凸に注意!
先ほどの白無地クロスの話とも重複する部分がありますが、同じ無地クロスでも単色で構成されているものと複数の色で色ムラを表現しているクロスがあります。
どちらも壁に施工した時の印象は単色に見えますが、リフォームの場合は後者を選んだ方が仕上がりがキレイになります。
理由は2つあって、1つは先ほどと同様に他の建材に馴染むからという点、もう1つは下地の影響を受けにくいからという点です。
下地とは壁紙を張るボードのことを指します。築年数の経ったお家の場合、既存のクロスをめくった時に現れる表面の段差(残った紙の段差や割れたパテなど)は新たにパテ打ちをして平滑にできますが、ボード自体が湾曲して壁全体が弓形になっていることがたまにあります。
弓形になっている壁に横から光が差すと弓の頂点がよく目立ちます。この時に単色のクロスより色ムラのあるクロスの方が少しだけ目立ちにくくなります。
同様に、壁紙の表面の凹凸(模様)についても、凹凸の差が大きい壁紙の方が下地の影響を受けにくくなります。見本帳をみる時に壁紙のサンプル片の断面図をみると凹凸の幅がわかりやすいです。
家具とのバランスに注意!
壁紙を張り替えた後に搬入する家具がすでに決まっている場合は、その家具類の色合いとのバランスを意識してクロスを選ぶことが重要です。
家具類は大きく分けてライト系かダーク系かになります。白系の家具はライト、黒系の家具はダーク、明るい木目の家具はライト、暗い木目の家具はダーク、といったかんじです。
ライト系の家具が多ければ壁紙も明るめで統一した方が合います。パステルカラーのブルー、グリーン、イエローなどポップな雰囲気にしたり、ライトグレーカラーで北欧テイストを表現したりできます。
ダーク系の家具が多い場合は濃いめの壁紙が合います。ベースとなる白無地クロスは特に気にせずお選びいただき、アクセントとしてモノトーンの壁紙やネイビー、ダークブラウン、レンガ調など存在感のある壁紙でもうまく調和してくれます。
ハルクロスは福山市を拠点に西は三原市、東は倉敷市まで展開する壁紙クロス施工職人です。
歴30年の親方(義父)と共に大手ハウスメーカーの賃貸物件を張り替えたり、地域工務店の専属職人として木造住宅の増改築を手がけております。
張り替えに特化して、施工実績は年間80〜90件。現地調査・お見積りは無料です。
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