2023/08/26

壁紙の見本帳についてまとめてみた2023

ハルクロスの「はる」です！

DIYされたことのある方や新築マイホームを建てた方なら、一度は感じたことがあるであろう「壁紙の見本帳ってたくさんあるけど実際どう違うの？」という疑問にお答えしていきます！

似ているようで実は結構違う見本帳の特長をつかんで、ぜひ壁紙選びの参考にしてみてください。

きっと納得のいく壁紙に出会えると思います！

※各見本帳タイトルにデジタルカタログのリンクをつけていますので興味があればご参照ください

見本帳にはグレードがある

まずはじめにおさえておきたいポイントとして、壁紙のグレードというものがあります。

かんたんに言うと、以下の3つに分かれます。

お手頃価格でシンプルなデザインのグレード（スタンダードクロス）
色や柄や機能性が豊富でそれなりにお値段のするグレード（ハイグレードクロス）
箔が押してあったり、見るからにゴージャスで非常に高価格帯なグレード（その他特殊なクロス）

これらのグレードによって見本帳が分かれていて、選ぶグレードによってお見積り金額が変わってくるという仕組みです。

スタンダードクロスの見本帳

スタンダードクロスはお手頃価格であるにもかかわらず、近年ではデザイン性も高いため、張り替えの際にお客さまがもっともお選びいただくことの多いグレードです。

スタンダードクロスの見本帳の特徴をざっくりまとめると

壁紙メーカー各社1冊ずつ用意している
100種類前後掲載されている
サンプルサイズが大きく施工イメージがしやすい

といったところです。

シンプルでわかりやすいのでまずはスタンダードクロスの見本帳をみて、張り替えのイメージをつかんでいくことからおすすめします！

代表的なメーカー各社のスタンダードクロスの見本帳は以下の通りです。

サンゲツ｜SP

リリカラ｜LB

シンコー｜SL PLUS

ハイグレードクロスの見本帳

ハイグレードクロスは色や柄、機能性が豊富であるため新築注文住宅で使われたり、アクセントクロスに取り入れられたりすることが多いグレードです。

ハイグレードクロスの見本帳は1つのメーカーの中で複数冊あります。その特徴をまとめると

1冊あたりの掲載点数が1,000点程度と種類が豊富
冊子ごとに機能性を絞って選びやすくしてある（例えば不燃性壁紙専門の見本帳やリフォーム専門の見本帳がある）
デザイン性の高い見本帳が2冊あり、1年ごとに交互にリニューアルするため、よりトレンドにあったデザインがみつかる

などが挙げられます。

とにかくさまざまな種類、デザインの壁紙が載っているため全てを見ようとするとどれが良いかわからなくなってしまうクロス選びの沼にハマッてしまうため、ある程度目的を絞ってから1冊選んでみるようにすると良いです。

代表的なメーカー各社のハイグレードクロスの見本帳は以下の通りです。

サンゲツ｜Re`SERVE（デザイン性）、FINE（デザイン性）、FAITH（不燃性専門）、リフォームセレクション（リフォーム専門）

リリカラ｜LIGHT（デザイン性）、V-wall（デザイン性）、WILL（不燃性専門）、XR（リフォーム専門）

シンコー｜BEST（デザイン性）、BIGACE（デザイン性）、トルウイルスS（抗菌専門）、WALLPRO（店舗用）

その他特殊なクロスの見本帳

その他特殊なクロスは金額がハイグレードクロスの10倍もするものもあったり、施工する機会は滅多にありませんが、高級住宅や店舗、クリニックなどで施工するケースがあります。

その他特殊なクロスの見本帳の特徴は

単価がハイグレードクロスの2〜15倍程度になる
和紙、珪藻土、箔、織物など本物の素材を使った壁紙（一般的なクロスはそれが表面のビニールへの印刷で表現されている）

現場の感覚としては高級感を出すためには、これらのクロスを施工するよりも塗り壁にしたり素材感を生かした木板を施工した方が施工費がおさえられますし経年劣化に対する耐久性も上がるため、お客さまもクロス以外を選ぶケースが多いようにかんじます。逆にどうしてもクロスにこだわりたいときには絶対的におすすめしたいグレードです！

代表的なメーカー各社のその他特殊なクロスの見本帳は以下の通りです。

サンゲツ｜XSELECT

リリカラ｜MATERIALS