“紙”の域を超える機能性壁紙の魅力!(後編)
ハルクロスの「はる」です!
一般的に塩化ビニルと紙を組み合わせて作られる壁紙は、年々進化を続けて今ではさまざまな機能を併せもつ壁紙が登場してきました。
張り替えをご依頼いただく際に、その機能の多さに驚かれるお客さまも少なくありません。
今回はそんな機能性壁紙の詳細を一挙解説していきたいと思います!
前回に引き続き、全14種類のうち残りの7種類をこの記事ではご紹介していきます。
光を反射拡散する「エコリフレクト壁紙」
昨今省エネへの関心が高まるなかで開発されたのがこちらの製品。
特殊配合によって壁紙の光反射率を高めているそうで、にぎりこぶし大の電球で計測したところ、通常の壁紙よりも40%以上照度があがったという結果がでているそうです!
ともなって消費電力も約20%カットできるのでエコで快適な生活を実現できます。
リビングなど常に照明をつけるような箇所で活躍しますが、比較的薄い(下地の凹凸が目立ちやすい)壁紙なので張り替えにはあまり向いていないといえます。
室内の湿気を調整する「吸放湿壁紙」
紙おむつにも使われている吸水性ポリマーが配合された壁紙です。
湿気を吸収し、結露やカビの発生を低減させることができます。
さらに、乾燥時には水分を放出し室内の湿度を調整してくれるのが嬉しいポイントで、なんとコップ6杯分もの湿気を吸収・放出してくれるそうです!(6畳間に施工した場合)
さすが紙おむつに使われているだけありますね!
透湿性に優れる「通気性壁紙」
こちらも結露やカビに有効な機能性壁紙です。
先ほどの「吸放湿壁紙」とこの「通気性壁紙」の違いとしては、前者は壁紙自体が水分を吸収・放出するのに対し、後者は壁紙の裏の石膏ボードに水分を通して調湿させるというものです。
壁紙自体を透湿性の高い構造にして、機能付き石膏ボードと組み合わせることで調湿やホルムアルデヒド低減の効果が期待できます。
逆に通常の石膏ボードや非吸水性下地には「吸放湿壁紙」の方が有効ですのでご注意ください。
調湿性に優れる「珪藻土壁紙」
お客様から人気の機能性壁紙のひとつです。
自然素材の風合いをいかした壁紙で、昔から壁材として利用されてきた珪藻土は調湿性に優れ、夏は湿気を吸い、冬は水分を放出して乾燥をやわらげてくれます。
石膏ボードと組み合わせることで結露が発生しにくくなります。
自然素材の特性上、壁紙の表面に触れると珪藻土のかけらがポロポロと落ちてくるという欠点がありますが、ニオイの成分を吸着する消臭効果もあるのであまり立ち入ることのない衣装部屋などに施工してみても良いかもしれません。
昼と夜で違う表情を楽しめる「蓄光壁紙」
こども部屋の天井に施工される方が多い壁紙です。
見本帳をみていただくのが一番イメージしやすいかと思いますが、白系の壁紙蓄光インクが印刷されており、日中の太陽や就寝前の照明の光を蓄えて、消灯後約20分間やわらかな光のデザインが浮き上がってくるようになっています。
ブラックライトを当てるともっと長い時間光を楽しめるようです。
ただし白熱電球など、紫外線をあまり含まない光源では十分な効果が得られませんので注意が必要です。
こどもたちと寝る前に天井を眺めながら一日を振り返ったりできると楽しそうです!
コミュニケーションツールとなる「Blackboard壁紙」
壁紙の表面にフィルムと樹脂を特殊配合した層をつくることでチョークで書いたものを水拭きで簡単に落とせるようにした黒板の壁紙です。
こども部屋に施工するのはもちろんダイニングにアクセントクロスとして取り入れて、おしゃれなカフェ風インテリアにすることもできます!
さらに、マグネット下地の上に施工すれば磁石をつけることもでき、オフィスでも十分に活用できる商品です。
モデルハウスに施工されていることもありますので気になる方は一度実物を確認してみてはいかがでしょうか?
ハルクロスは福山市を拠点に西は尾道市、東は倉敷市まで展開する壁紙クロス施工職人です。
歴30年の親方(義父)と共に大手ハウスメーカーの賃貸物件を貼り替えたり、地域工務店の専属職人として木造住宅の増改築を手がけております。
貼り替えに特化して、施工実績は年間80〜90件。壁紙のお困りごとがあればぜひお気軽にご質問ください。まずはオンラインで無料お見積りからどうぞ!